我が家の機能不全家庭っぷり①

機能不全家庭

※私が自分の過去を語るのは、誰かを責めたり、恨んだり、自分を憐れむためではありません。
今の私を構成する要素としてどうしても外せないので、「こういう経験がありました」と
説明するために書いています。
少し過激な表現になることもあるかと思いますが、根底には必ずこういった想いがある、ということをご理解いただけると嬉しいです。

父編

いわゆる仕事人間で、早朝出勤と午前様が当たり前。そして、働くとはこういうものだ、と信じて疑わないようなところがあり、新卒入社から役員にまで登りつめた人。
子供の立場から見ると、まるで命懸けで働いてるようでした。

本人は体が弱く(外には精一杯隠してましたが)、真面目で小心者で、恐らく根は優しいけど
思考回路を仕事に乗っ取られていたので、家の中でも始終ピリピリ。

母や私に、まるで会社の部下に言うように
「黙って俺の言うことを聞いていれば良いんだ!」とか「報告がない!」といった言い方をしていましたね。

ただ、仕事柄年中人に会うので、外ではすごく人当たりが良かったです。
母曰く、ご近所からは「おたくのご主人、いつもニコニコして感じがいいよね」と言われていたそうです。

父は3人兄妹の長男なので、自分が皆の面倒を見ないといけない、という強い気持ちがあったようで実の両親(私の祖父母)にかなり気を遣っていました。
土日のたびに孫(私と妹)を祖父母の家に連れて行ったり、行けない時は何時間も電話をしたり。

それから、自分の中に「家族とはこうあるべき」という確固としたイメージがあり、母や私たち子供がそのとおりにならないことを全く受け入れられず、現実と理想に板挟みになって苦しんでいました。(本人は気づいてませんでしたけど)

そして、当然のように家事・育児・ご近所付き合い・義父母の世話など
仕事以外の全てを母に丸投げ。

ねぎらいの言葉も一切なく、母がどれだけ家事や子供の世話で走り回っていても
自分が飲むお茶一杯、自分で用意しない人でした。

ただ、これは私が少し大きくなってからわかったことですが、父も非常に過酷な子供時代を送っていました。
父がなりふり構わず仕事一筋で、まるで脅迫でもされているかのように祖父母に気を遣っていたのは、もしかすると祖父母に、日本人男子として、自分は一人でも立派にやれるんだ、という姿を見せ続けるためだったのかもしれない、とも思います。



では、本日はこの辺で。
大丈夫、明日はきっと今日より少しだけ楽になるから

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